Amazonの詐欺出品者に注意！３つの見分け方とその暗黒面とは？

Amazon（アマゾン）は世界中で利用されている大手のECサイトですが、「詐欺はない」「安全に利用できる」と、あなたも思い込んでいませんか？

しかし、残念ながらAmazonにも「商品がなかなか発送されない」「商品が届かない」といったトラブルを引き起こす悪質な出品者が存在するのが現実なのです。

今回、私たちはAmazonで詐欺に遭わないためのポイントや、万が一詐欺に遭ってしまった場合の対処法について、詳しく解説します。

本当にAmazonで詐欺があるの？

今現在、Amazonマーケットプレイスでは広範囲にわたる詐欺行為が行われている模様です。

詐欺の方法は非常に巧妙で、専門家であっても完全に見破ることは難しいというのが現実です。

後ほど、具体的な方法を詳しく解説しますが、例えば、以下のように、通常では考えられない価格で出品されている商品には特に注意が必要です。

生産終了商品とはいえ、新品商品をこの価格を定価として販売するのは正直あり得ないです・・・

コチラは、ビックカメラで販売されている画像です。

同じ商品、同じ商品状態なのに価格差が約4万円も変わります。

特に、個人出品者で破格の金額で出品をしているのであれば要注意です！一概に全ての出品者が詐欺とは断言できませんが、詐欺かもしれない」と疑う必要があるのは間違いありません。

商品が届かず、お金を取られるだけでなく個人情報を抜かれてしまう恐れがあります。

あなたが詐欺に合わないよう最後まで読んで、自分の身を守って下さい。

偽物商品が出回っている

Amazonのポリシー上、偽物商品の出品は 厳禁されていますが、 実際には、本物と見分けがつかない 「スーパーコピー品」が山ほど出回っています。

実際に手に取ってみても、コピー品であることを 見抜くのは非常に難しく、 多くの場合、使用しているうちに初めて気付く というのが一般的です。

特に、高価なブランド品や人気商品に 偽物が紛れ込むケースが多いです。

どのカテゴリーの商品で偽物が多いか、 具体的にはこの記事で詳しく解説しています。

ぜひ参考にしてください。

どのような商品に多いのかコチラの記事に詳しく纏めました。

参考にしてみて下さい。

Amazonの怪しい出品者の詐欺手口とは？

Amazonの悪質な出品者がどのような手口を使って詐欺を働くのか。

事前に把握しておくことで未然に詐欺の被害に遭うことを防ぐことができます。

しっかり頭に入れておきましょう。

代金を払ったのに商品が届かない 返金をしてもらえない 個人情報を不正利用させる Amazon出品者を装った偽メールが届く

それぞれ詳しくみていきましょう。

代金を支払ったのに商品が届かない

あるユーザーはTwitterで

何！Amazon！
商品届かないから問い合わせメールしてみたら勝手に返品処理みたいになってて商品届かない！！
何コレ！

— ファンキーOL奈々/99人の壁チャレンジ出演中！ (@nana20090623) April 29, 2020

とツイートしています。

1件あたりの商品代金が安くても、多くの人が購入すれば、それだけで大きな利益を上げることが可能です。

しかし、発送に関連するトラブルが原因で商品が遅れているだけの可能性も考えられます。

そのため、まずは出品者に連絡を取り、状況を確認することが重要です。

あるユーザーは、商品が届かないのに、勝手に返品処理が進んでしまったという経験をTwitterでシェアしています。

Amazonで注文した商品が届かないのに、勝手に発送済みってことになっているし…。

— プラナリ・アドラコ星人 (@PulanariAdorako) April 29, 2020

これは、出品者が商品を発送しないまま、システム上で発送済みとして処理を進めてしまうというトラブルの一例です。

これにより、購入者は商品を受け取ることなく、返品処理が進んでしまう可能性があります。

これも詐欺の一種であり、迅速にAmazonのカスタマーサポートに連絡を取ることをお勧めします。

返金してもらえない

コチラも先ほどの詐欺と同様、商品代金を騙し取る手口です。

ただし、届いた商品が頼んだ商品と異なっていたり故障など不備がある商品が届きます。

Amazonで50枚入りのマスク2800円で買いましたが届いたら写真と違う中国産マスクでした‼️
でも今2800円なら全然いっかぁ届いただけラッキー❗️と思って受取りました
その商品ページは削除されててアクセスできなくなっていましたが

— DOMDOM (@DOMDOM80933884) April 20, 2020

その際、交換や返金をお願いすると思いますが悪質な出品者だと応じてくれません。

Amazon(マケプレ)で頼んだらマスクが一箱、到着予定からほぼ1カ月経ちますが届きません。

悪徳業者め、届かなくていいから返金してほしい。

来月引き落としの明細にしっかり載ってたわ！
何度メッセージ送ってもなしのつぶて…しかしこのままでは悔しすぎる。


どこに訴えたらいいんだろ！？

— はっつぁん @2024 (@TESM7484h) April 30, 2020

もっと悪質になると返品確認後に返金することに合意しておきながら、返金されないケースもあります。

Amazonでは、返金処理が実行されると出品者とAmazon公式の双方から「返金対応完了メール」が届くシステムとなっています。

個人情報を不正利用される

Amazonでネットショッピングをすると出品者にあなたの情報が送られます。

購入者の情報がないと商品の発送ができないため当たり前に行われていることですが悪質な出品者はこれを利用して詐欺を働きます。

アマゾンマケプレの、SEBURO 【DJI 特約販売店 ドローン ガジェット専門店】 – Amazon マーケットプレイス　って所から物買ったその日に垢ハック系のメールが来たわ、個人情報ダダ漏れじゃねえか皆さんご注意を

— wolfmanz (@ZenF16) April 28, 2020

購入することが決まった時点で出品者に個人情報が渡ってしまうので、購入する前に十分注意しましょう。

Amazonを装った偽メールが届く

近年、多発しているのがAmazonを装った偽メールや迷惑メールを送り、メールに記載しているURLをクリックさせて個人情報を抜き取る「フィッシング詐欺」です。

Amazonを詐称する詐欺メール。


クリックすると不審なサイトに飛びます。


しかし、Amazon株式会社って何？ pic.twitter.com/moxkm1G0yb

— KDN&5D&広角がすき (@akinoris) April 30, 2020

「Amazonギフト券10,000円分プレゼントの対象者となりました」というメールが来たから「詐欺か？」と思ったら本当だった（笑）
わたしは若い頃、奨学金やローンで皆さんよりも多額の借金を背負った状態でしたが、いまはお金に困ることはありません。


お金の勉強をして、家計をコントロールしましょう！ pic.twitter.com/Kd9SiDqcll

— Kaz＠あしみじかおじさん@夢をもつ若者に希望を届ける！ (@Kaz82016571) April 30, 2020

このように「商品代金が支払われていません」「更新日を過ぎて入金がない場合、特典が失われる」など、Amazonを装ったメールが届き、個人情報を抜き盗られるだけではなく、お金を騙し取られることもあります。

「Amazon」と記載されたショートメール（SMS)が届き、記載された電話番号に連絡するように誘導します。

少額訴訟のワードに驚くかと思いますが、それが詐欺師の巧妙な手口です。

実際に、お金を騙し取られた人もいるのであなたも気をつけて下さい。

こういったメールはほとんどが詐欺だと思って大丈夫です。

届いても放置するようにして下さい。

怪しいAmazon出品者を見極める３つのコツとは

じつは、詐欺の出品者には以下のような3つの特徴があるんです。

商品価格が安すぎる 出品者の評価が悪すぎる 出品者の情報が正確ではない

それぞれの特徴について詳しく説明します。

商品価格が安すぎる

記事の最初でも触れた通り、 商品の価格が「他の出品者と比べて異常に安い」、 また、「定価と比較して不自然なほど安い商品」が 時折、出品されていることがあります。

これに対して、多くの人は 「え、こんなに安い！絶対買う！」と思うことでしょう。

しかし、購入の前に一度、冷静になって 「本当にこんなに安くて良いのだろうか？」と疑問を持つことが重要です。

あまりにも安すぎる商品には、何らかの裏がある可能性が高いので、十分に注意しましょう。

Amazonだけでなく、ヤフオクでも偽物商品が多く売られています。

コチラで見極めるポイントなどを紹介していますので、あわせてご覧ください。

出品者の評価が悪すぎる

Amazonでは、過去の取引における 「出品者の評価」を確認できます。

これは、過去に購入したユーザーのフィードバック つまり、出品者に対する口コミを見ることができます。

出品者の評価が低すぎる、または何か違和感を感じる場合、 それはその出品者が悪質である可能性があります。

また、以下のようなコメントがある場合、購入を避けるべきです。

新しいアカウントで、まだ評価がない場合、 それは良い出品者である可能性もあります。

特に注意が必要なのは、「評価は良いが情報が古い」という出品者です。

良い評価があるからといって、安心せず、 常に注意が必要です。

なぜなら、悪質な出品者は他人のアカウントを 特に「以前は使われていたが、最近は使われていないアカウント」を 乗っ取って利用することがあります。

そのため、最新の評価が古すぎる場合、 詐欺の可能性を疑い、購入を再考しましょう。

出品者の情報が正確ではない

Amazonでは、商品ページから出品者名をクリックすると、その出品者の情報を閲覧できます。

もし出品者の情報に何か違和感を感じたら、それは詐欺の可能性を示すサインかもしれません。

もちろん、海外発送だけで詐欺と判断することはできませんが、他のサイン、例えば低評価や不自然に安い商品価格と合わせて考慮することが大切です。

また、出品者の住所情報が日本国内であっても、それだけで安心してはいけません。

残念ながら、「架空の住所」を使っている場合や、「第三者の住所」を不正に使用している場合があります。

そのため、少しでも違和感を感じたら、購入前にインターネットで出品者の情報を検索してみる、電話をかけてみるなど、慎重に確認しましょう。

このようにして、悪質な出品者からくる詐欺被害を未然に防ぐことができます。

万が一、Amazon出品者の詐欺に遭ってしまった場合の対応方法

いくら詐欺に遭わないように警戒していても詐欺に引っかかってしまう可能性もあります。

詐欺に遭ってしまったと焦らずに、以下のようなきちんとした対応を取りましょう。

Amazonのサポート 国民生活センター 警視庁サイバー犯罪対策課 商品が届かない、発送情報が怪しい時の対応 商品が明らかに偽物だった場合のアプローチ 出品者との連絡が途絶えた時のステップ

それぞれ詳しく解説していきます。

Amazonのサポート

Amazonの利用規約に目を通して、出品者の行為が詐欺だと確信を得た場合「Amazonカスタマーセンター」に至急、相談するようにしましょう。

すると、Amazonカスタマーセンターが迅速かつ適切に対処してくれます。

こういった怪しい出品者とのこまかいやり取り方法を知っておくとスムーズに進めることができますよ！

万が一出品者と連絡が取れずに詐欺の可能性が考えられる場合、以下のように商品代金の返金をAmazonに申し入れましょう。

調査に時間かかることもありますが、「お金が返ってこない」というトラブルは解決します。

ただし、個人情報まで守ることはできないため、購入の際は注意してくださいね。

国民生活センター

「国民生活センター」は、日本全国に消費者のための相談窓口を提供しており、詐欺被害や不良製品に関する問題だけでなく、契約トラブル、個人情報の取り扱い、インターネット関連の悩み、生活支援サービスなど、消費者が抱える幅広い問題に対応しています。

また、消費者ホットライン188は、電話での相談が可能なサービスです。

これに加え、各地域に設置されている消費者生活相談窓口では、直接窓口に足を運んで相談することもできます。

地域によっては、インターネットでのメール相談や、ビデオ通話での相談を受け付けている場合もありますので、事前に確認しておくと良いでしょう。

また、新しい詐欺手法や、注意が必要な不良製品に関連する情報も随時更新されているため、常に最新の情報を得ることができます。

特に、Amazonでの購入に関連した詐欺被害に遭った場合、急速に進化するインターネット関連の詐欺手法に対して、一人での対処が難しいことが多いです。

そのため、自分だけで解決しようとせず、速やかに「国民生活センター」に連絡し、プロのアドバイスを受けることが最も効率的な解決方法であると言えます。

佐野

インターネットショッピングは、便利で手軽な反面、詐欺被害に遭うリスクも含まれています。

Amazonでの購入において、何かしらのトラブルに遭遇した場合、自分一人で解決しようとせず、「国民生活センター」に連絡し、専門のアドバイスを受けることが重要です。

また、事前に「国民生活センター」のウェブサイトで、詐欺に関連する最新の情報をチェックし、常に注意を払うことで、被害を未然に防ぐことも可能です。

このように、悩んだ際には、プロに相談し、必要な情報を常にアップデートし続けることが、安心してインターネットショッピングを楽しむ秘訣です。

警視庁サイバー犯罪対策課

インターネットの利用が進む中で、コンピューターやインターネットを利用した犯罪が増加しています。

そのため、日本の警察機関でも、これらの犯罪に特化した部署が設置されています。

この部署では、ネットを利用したハイテク犯罪、例えば、コンピュータウイルスの拡散、不正アクセス、インターネット上での詐欺など、多岐にわたる問題を取り扱っています。

インターネット関連の犯罪に遭った際には、地元の警察署だけでなく、警視庁サイバー犯罪対策課にも相談することができます。

そのため、非常に悪質な犯罪に遭った場合、例えば、インターネットでの購入に関連して、大きな金額の詐欺被害に遭ったり、個人情報が不正に取得されたりした場合には、警視庁サイバー犯罪対策課にも連絡し、相談することがおすすめです。

例えば、被害に遭った経緯、悪質な出品者とのやり取りの内容、取引に関連する情報、不正アクセスのログ、送られてきたメールの内容など、多くの情報が必要とされます。

これらの情報を、警察に提供することによって、犯人の特定や被害の拡大防止、将来的な犯罪の防止につながります。

佐野

インターネットでの購入に関連して、詐欺被害に遭った場合、非常に悪質な状況であれば、警察に通報することが重要です。

通報の際には、警視庁サイバー犯罪対策課にも連絡し、できるだけ多くの情報を提供しましょう。

また、国民生活センターと同様に、警視庁サイバー犯罪対策課も、インターネット関連の犯罪に対して、適切なアドバイスを提供してくれる機関です。

このように、被害に遭った際には、専門機関に相談し、必要な情報を提供することで、自身の被害を最小限に抑え、他人への被害拡大を防ぐことができます。

商品が届かない、発送情報が怪しい時の対応

Amazonで商品を購入したにも関わらず、商品が届かない、または発送情報が怪しい場合、以下の対応をお勧めします。

出品者に連絡

まず、出品者に連絡を取りましょう。

商品の発送が遅れているだけの可能性も考えられます。

Amazonの「出品者に連絡する」機能を使用して、商品の状態や発送の進捗について尋ねてください。

発送情報を確認

出品者から提供された発送情報（トラッキング番号など）を確認し、配送業者のウェブサイトで現在の状況を確認してください。

期限を設定

出品者に対して、商品の発送や返金の期限を設定し、それを明示してください。

この期限を過ぎても商品が届かない場合、次のステップに進む準備をしましょう。

Amazonに報告

商品が期限までに届かなかった場合、Amazonに問題を報告することが重要です。

Amazonのカスタマーサポートに連絡し、問題の詳細を伝えてください。

クレジットカード会社に連絡

支払いにクレジットカードを使用した場合、カード会社に連絡し、不正な取引について報告することも考慮に入れてください。

記録を残す

全ての連絡や行動を記録に残しておくことが重要です。

これにより、将来的に問題が解決されなかった場合の証拠として使用できます。

商品が明らかに偽物だった場合のアプローチ

もし、あなたが受け取った商品が偽物であると確信が持てる場合、以下のアプローチで対応することが推奨されます。

商品の確認

まず、商品が本当に偽物であるかを確認しましょう。

ブランドの公式ウェブサイトや信頼できる情報源で、商品の特徴やパッケージ、ロゴなどを確認し、受け取った商品と照らし合わせます。

出品者への連絡

商品が偽物であると確信したら、出品者に連絡を取りましょう。

出品者には、商品が偽物であるという情報と、それを裏付ける証拠を伝えましょう

Amazonへの報告

出品者に連絡を取った後、Amazonにも商品が偽物であるという情報を報告します。

Amazonのカスタマーサービスに連絡し、受け取った商品が偽物であること、出品者への連絡の結果などを伝えましょう。

返品・返金の手続き

商品が偽物であると確認された場合、返品・返金の手続きを進めましょう。

Amazonの返品・返金ポリシーに従い、必要な手続きを行います。

出品者の評価

最後に、出品者の評価を行います。

他のユーザーが同じようなトラブルに遭遇することを防ぐため、受け取った商品が偽物であったこと、出品者とのコミュニケーション、返品・返金の結果などを詳細に記載しましょう。

出品者との連絡が途絶えた時のステップ

Amazonでの取引では、商品の購入から受け取り、そして返品や返金の手続きに至るまで、出品者と連絡を取ることが重要です。

しかし、様々な理由で出品者との連絡が途絶える場合があります。

そのような状況になった時のためのステップを以下に説明します。

時折、出品者がメッセージを見逃すこともあるので、数回トライしてみる価値があります。

その際、メッセージの内容を明瞭にし、返信を求める旨を伝えましょう。

出品者からの返信がない場合、Amazonカスタマーサービスに連絡を取ることをおすすめします。

カスタマーサービスは、出品者との連絡が途絶えたこと、それによって起きている問題（商品が届かない、商品に問題があるなど）を伝え、アドバイスを求めます。

したがって、Amazonカスタマーサービスに連絡を取ることは、解決への一助となります。

最後に、問題が解決しない場合、購入した商品のページで出品者の評価を行い、連絡が取れなかったこと、それによって生じた問題を報告しましょう。

これにより、他の購入者に警告する役割を果たすことができます。

まとめ

ネットショッピングは、いつでもどこでもスマホ1台で簡単に買い物ができる大変便利なものですが、今回紹介したようにトラブルも起きてしまいます。

商品の代金を支払ったのに商品が届かない 返金してもらえない 個人情報を不正に利用される 出品者を装った偽のメールが届く

このようなリスクがあるということを頭に入れて、怪しい出品者や商品を購入しないように細心の注意をはらって検討しましょう。

もし、詐欺被害に遭ってしまった場合、まずはAmazonカスタマーセンターに連絡しましょう。

その後、対応方法でも説明したように詐欺被害に関するプロに相談して問題解決への糸口を見つけましょう。

なお、詐欺の被害はAmazonだけではありません。

ヤフオクの詐欺に関することはコチラに詳しく書いてありますので、あわせてご確認いただけますでしょうか。