YouTubeで副業した場合も確定申告は必要？申告の手順や注意点も！

YouTubeに限らず副業を始めようと考えた人が、一度は突き当たる疑問ではないでしょうか。

確定申告とは、ざっくり言うと所得税を確定させるための申告です。

ただ国税庁のHPを見ても、専門用語が多く何が書いてあるのか日本語は読めるけれど意味が分からない…となってしまう人も多いもの。

複雑で難しいという苦手意識から、どうせしなくてもバレないだろうと軽く考えてしまうこともあります。



しかし確定申告は上記で触れたように、所得税を始めとした税金が絡んでいます。

放っておいて後から追加徴税が発生してしまうと、延滞金など本来であれば不必要なお金まで出ていきます。



しっかりと理解して、必要な申告を終わらせるためにも本記事では、YouTubeで稼いだ収入と確定申告の関係について紹介します。  

動画作成を副業にした場合の収益にかかる税金

最初に動画作成・投稿で得た収入には課税されるのか、確定申告に必要な書類や提出期限などの概要をザックリ見ていきましょう。

まずは大まかにでも、税金についての知識を持つことが重要です。

確定申告の手続きと必要な書類

税金を申告するには「確定申告書」が必要です。

副業で得た収入を申告し所得税を確定させるため、所定のフォーマットを用いて必要事項を記入します。

書類が準備できた後は、税務署に提出しましょう。

また収入と関連する書類（請求書や支払調書、経費の領収書など）を整理しておくことも重要です。

収益書類や経費書類は自身で準備する書類です。

確定申告書については、自治体の税務署や国税庁のHPからダウンロードができます。

税金の計算方法と申告期限

所得税や消費税の計算方法は複雑、かつ細かな数字を計上していく必要があるので専門家の手を借りるのがおすすめです。

税理士などに依頼するほかに、毎年確定申告の時期になると税務署で確定申告の相談が行われます。

基本的に予約制なので、自治体の税務署に問い合わせてみてください。

申告期限は毎年3月15日（土日祝の場合は翌日）ですが、書類の提出が遅れる場合には延長申告が可能です。

また締め切り間際は人で込み合うので、早めの提出を心がけましょう。

 

税金の節約に役立つポイント

副業収入にかかる税金を節約するには、経費の計上や節税措置を活用することが重要です。

例えば、必要な経費を明確に把握し、適切に計上すれば所得を減らすことができるでしょう。

また税務署に相談すれば、副業収入に適用される税制の詳細や節税案件へのアドバイスを受けられます。

締め切り間際になると予約が取れなくなる可能性もあるので、早めの行動がおすすめ。

相談だけならいつでも可能です。

 

確定申告書の作成手続き

実際のところ確定申告をする際の手続きとは、どのようなものになるのでしょうか。

ただ確定申告書に記載すればOKではないところが困った点。

日頃から必要な帳簿についても解説します。

YouTubeの副業における確定申告

どうがさくせい・投稿を副業にしている方々にとって、確定申告は重要な手続きです。

以下では、基本的な確定申告書の作成手続きについて詳しく説明します。

まず、確定申告書の作成手続きは次のステップで行われます。 副業の確定申告では、「青色申告」「白色申告」の2種類に分けられます。

それぞれ特徴が大きく異なるので、自身が必要申告はどちらかを考えておきましょう。

青色申告は税制上のメリットが大きいですが、提出する帳簿類が難しくなっています。

逆に白色申告の場合、税制上のメリットは少なくなりますが。

提出書類をうるさく言われません。

確定申告書の作成においては、以下の点にも注意が必要です。

確定申告は、法律の遵守と正確な手続きが求められる重要なプロセスです。

きちんとした手続きを行い、適切に申告を行って税金の納付やトラブルの回避に役立てましょう。

経費計上はどう行う？

よく聞く「経費」ですが、確定申告においては正しく申告すると節税対策になる大きなメリットがあります。

知らなかったからで損をしないよう、しっかりチェックしましょう。

経費計上におけるポイント

経費の計上は、収益を減らすことで所得税の軽減や納税額の減少を図れます。

以下、YouTube副業における経費計上のポイントをご紹介します。

まず、経費計上の基本は「必要経費」の明確化です。

必要経費とは、副業を行う上で必要不可欠な経費を指します。

具体的には、以下のようなものが考えられるでしょう。 これらの経費は、YouTube副業の運営に必要なものとして計上できます。

BGMや画像素材などもOKなのはうれしいですね。

経費を計上するには適切な帳簿管理を意識しなければなりません。

収入や支出を詳細に記録し、領収書や請求書などの証拠も保管しておきましょう。

また、経費として計上する際には、業務用として使用することを明確にするために、領収書の裏に使用目的を記入するなど工夫すると良いでしょう。

因みに青色申告、白色申告では帳簿の付け方も異なります。

青色申告の場合は複式簿記での記入が必須なので、日頃からの勉強も必要になるでしょう。

また経費計上の際に私的なものを計上することは許されません。

私用・業務用をしっかりと分別し、うっかり混ざってしまわないよう注意です。

YouTuberにおける所得区分と税金対策

確定申告を書く際、迷ってしまう項目として「所得区分」があります。

自身はどこに属し、いくらから確定申告が必要になるのかなど確認しましょう。

動画作成・投稿収入における所得区分

税金対策を行う前に、まず副業としての収入がどの所得区分になるかを明確にしておきましょう。

以下が一般的な所得区分、雑所得とは何を指すのかなど新たな疑問がわいてきそうですね。

給与所得は、会社、または事務所に雇われているプロYouTuberに該当します。

給与所得の場合は年末調整が行われるため、確定申告をする必要はありません。

業務委託の場合は給与所得にならないことに注意してください。

事業所得は、動画投稿を本業、または副業とする人に該当します。

年間の所得金額が48万円を超える場合、確定申告が必要です。

控除額によって課税所得金額が0円になる場合、税金は発生しません。

計算してみないと分からない面もあるので、所得の額に限ら確定申告をしておくとよいでしょう。

雑所得は、副業としてYouTubeで収益を得ている人や学生に当たります。

事業所得との違いは、事業として継続しているかが境だとされます。

ただこれだとイマイチ分かりにくいので、ざっくり区別すると「その事業だけで食べていけるか」だと考えてもOKです。

年間の所得金額が20万円を超える場合、確定申告が必要となるので覚えておきましょう。

所得税の他に住民税が発生します。

確定申告に関するよくある質問

副業を行うと確定申告が必須になりますが、YouTuberだからこそ知ってかなければいけないポイントもあります。

確定申告員関する基本的な質問からちょっと気になる質問まで、よくある質問について見ていきましょう。

よくある質問と回答

早速質問と回答について見ていきます。

インボイス制度がもうすぐ始まるので、特に消費税関係の質問は見落とさないようご注意ください。

まとめ

面倒くさいと思っていたけれど、どうやら確定申告はしないといけない…。

と分かっていただけたのではないでしょうか。 YouTubeに限らず副業を行う以上、税金の手続きを正確に行うことは国民の義務です。

税金の手続きをスムーズに進めるためにも、早めの行動を心がけましょう。

確定申告は払いすぎた税金の還付が行われることもあります。

また節税対策もできるので、正しく理解した上で確定申告を行いましょう。